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<オフィス市場動向>三鬼商事 新規供給少なく空室率の低下が継続

2017.04.17 17:04

 三鬼商事(東京都中央区)は13日、2017年3月時点のマーケットレポートを発表した。
 東京ビジネス地区(都心5区)の3月時点の平均空室率は3・60%、前月比で0・10ポイントの低下となった(調査対象ビルは東京都心5区の基準階面積100坪以上の主要貸事務所ビル2586棟)。3月は成約の動きは小規模だったものの、新規供給や解約の影響が少なかったことから、東京ビジネス地区全体の空室面積はこの1カ月間で約7500坪減少し、同空室率が小幅に低下した。新築ビルの3月時点の空室率は19・51%で、前月比で0・23ポイントの低下となった。3月は新築ビル3棟が概ね高稼働で竣工したことや、空室面積を残していた大規模ビルが既存ビルにシフトしたこともあり、同空室率が低下した。既存ビルの3月時点の空室率は3・25%、前月比0・06ポイントの上昇となった。成約の動きが小規模にとどまる中、新築ビルからのシフトによって空室面積が増加したため、同空室率が上昇した。

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