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ビーロット 海外投資家から注目集めるホテル22日開業

2017.03.27 16:51

売却見越したスキーム確立
 不動産金融コンサルティングを行っているビーロット(東京都港区)は22日、JR「新大久保」駅から徒歩2分にホテル「ナインアワーズ北新宿」を開業させた。これまでオフィスビルからのコンバージョンによるホテル開発はあったが、都内で土地からの開発を手掛けるのは初。
 平成26年よりオフィスビルのコンパクトホテルへのコンバージョン事業を開始。これまでに2015年1月に築地で「ファーストキャビン築地」、同年11月には「IMANO TOKYO HOSTEL」を開発している。
 同社ではこれまでの100棟超の不動産再生および投資物件としての売却のスキームのノウハウを積んでいくなかで、昨今のインバウンドニーズの高まりを受けて再生メニューとして本格化していくに至った。
 実際、宿泊施設における収益性は魅力的だ。「IMANO TOKYO HOSTEL」は平成28年6月~9月までの実績平均稼働率は85%。ヨーロッパを筆頭に、東アジア、北米からの観光客が利用しているという。
 「海外投資家の日本不動産への投資ニーズは高く、大都市圏・観光地のホテルやオフィスビルは、彼らにも魅力的な投資物件です。当社ではアジア人投資家の入口となるシンガポール現地法人を有しており、昨年は当社で再生した不動産をアジア投資家に3件売却しました。本件もオープン前から宿泊予約がとても好調なので高稼働を期待したい」(代表取締役社長 宮内 誠氏)
 施設運営はナインアワーズ(東京都港区)が担う。京都、成田空港、仙台、そして今回オープンした北新宿で4件目だが、今年7月に神田、来年以降に浅草、竹橋、蒲田、赤坂に出店し2020年までに都内を中心に50店舗の出店を計画している。カプセルホテルとシンプルながらも快適性と機能性に満ちた空間を目指すことで、様々なシーンにおける利用客の受入を目指している。宮内氏も今回のオペレーターの選定には「このような特長を魅力に感じた」と明かす。2020年4000万人、2030年6000万人と急増が予測されるインバウンド。この変化にビーロットは不動産事業者として今後も対応していく構えだ。


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