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東邦レオ 壁面緑化システム「ハイクライム・ネスト」を1日より発売

2017.03.13 13:54

軽量・薄層・低価格型を実現しリノベーションにも利用可能
 ビル・商業施設に付加価値を持たせるための緑化は多くのオーナーが検討するところ。が、従来のシステムは価格帯が高価であることや重量負荷から制約も多く、とりわけ中小のビルオーナーは興味があっても導入にはハードルがあった。
 そのなかで屋上・壁面緑化事業を手掛ける東邦レオ(東京都豊島区)は今月1日より壁面緑化の新システム「ハイクライム・ネスト」の販売を開始した。開発に携わった緑化関連事業部東京事務所未来創造チームの高橋利世子氏によれば「3年前より実証実験を重ねてきて、満を持しての販売開始となりました」とのこと。壁面緑化に新風が吹こうとしている。
 「ハイクライム・ネスト」の開発が始まった経緯はあるビルオーナーからの依頼だったという。「そのビルは隣接ビルとの幅が狭く、従来のシステムでは設置が困難な物件でした」(高橋氏)。オーナーから「方法はないものか」と問われたことから、実証実験の開始へとつながっていくことになる。
 新システムの特長は「軽量・薄層・低価格」の3つ。それぞれで従来の4分の1の削減を達成するなど、高コストになるとイメージがある壁面緑化において革新的だ。高橋氏は軽量化と低価格の実現の理由については「使用する植物の数を絞っていることが大きい」と話す。
 「従来のシステムでは多くの種類の植物を使用していたことで価格・重量ともに負担が多くなる傾向にありました。今回の『ハイクライム・ネスト』は現状で6種類の植物を使用しコストを低減するとともに、重量に関しても配慮。その結果、1㎡あたり14kgというこれまでの壁面緑化では考えられなかった低軽量を実現することに成功しました。これによりメンテナンス経費を削減することも可能となります。幅40mmの薄さも実現したことから既存ビルでのリノベーションによる利用ニーズにも応えていきます」(高橋氏)
 既に導入に向けた動きも本格化していて、今年夏頃には導入第1号が披露される。入居者からオフィスに求められる環境が変化していて、そのキーワードには「遊び心」や「リラックス」が挙がる。オーナーにとっても変化に対応し、差別化を図っていくことは急務の課題だ。これまで検討はしていたものの導入できなかった緑化を、今こそ実現に向けて歩みを進めてはどうだろうか。


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