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京浜急行電鉄/京急ビルマネジメント 客室火災を想定した消防訓練を実施

2017.03.13 14:02

 京浜急行電鉄(東京都港区)が所有し、京急ビルマネジメント(東京都港区)が管理する複合施設「SHINAGAWA GOOS(シナガワ グース)」の2階・中庭にて今月4日、客室火災を想定した消防訓練が行われた。
 「SHINAGAWA GOOS」は京浜急行「品川」駅の高輪口前に立地し、部屋数935室のビジネスホテル「京急EXイン 品川駅前」をはじめ、コンベンションホールや結婚式場などの様々な施設が集積する大型複合施設。そのため日頃から同施設の利用客は多く、京急ビルマネジメントでは万が一の災害に備えた迅速な対応が強く求められている。
 消防訓練は、消防庁が取り組む今月1日~7日までの「春の全国火災予防運動」の時期に伴い、同施設の自衛消防隊と高輪消防署消防隊との連携強化を図ることを目的に行われた。前回実施された消防訓練は平成24年で、以来5年ぶり2回目の開催となる。訓練は「6階のホテル客室から火災が発生し、宿泊者が数人逃げ遅れる」という想定で行われ、消防隊やシナガワグースの自衛消防隊などが協力してはしご車による高所救助や消火活動訓練などを実施。また一般の人も参加可能な初期消火訓練や煙体験、AED取り扱い訓練なども行われた。
 また参加機関は消防隊や自営消防隊をはじめ、高輪消防署災害時支援ボランティア、高輪女性防火の会などが集まり、気象キャスターの寺川奈津美さんが1日消防署長として訓練を指揮した。

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