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コマニー 200回を超える加振試験により既設商品にも装備可能な耐震間仕切り

2017.03.06 14:47

 間仕切りメーカーのコマニー(石川県小松市)は、金沢工業大学(石川県野々市市)と共同で既設の間仕切り(同社対象商品)にも装備可能な実行性の高い耐震間仕切り「シンクロン」を開発した。
 「シンクロン」は同社が金沢工業大学との200回を越える加振試験により天井と間仕切りの関係性を糸口に商品化。間仕切りを支える天井の動きと損傷メカニズムをデータ解析で把握し、従来よりも耐震性の高い製品が開発できた。
 従来であれば天井と床をつなぐ部材を固定せず、揺れによる変形に追従させるだけであったが、震度7クラスの大地震では倒壊する恐れも発生する。
 今回の研究では、手足の関節のように天井と床をつなぐ部材を連結してその動きを適度に抑制することが大地震の揺れ対策に効果的であることを200回を超える加振試験より発見し、その特徴を採用した。今後は同社が提供する既設商品名の後ろに「シンクロン」と付記し、展開していく計画だ。

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