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三井不動産　海外展開支援プログラムを4月よりスタート

2017.02.20 17:18

国内の「埋蔵知財」の海外展開を支援
　三井不動産（東京都中央区）とＩＰ　Ｂｒｉｄｇｅ（東京都千代田区）は埋蔵知財に着目した国内企業の海外展開支援プログラム「ＭａｎＧＯ　Ｆａｃｔｏｒｙ（以下、同プログラム）」を共同実施することに合意したと発表した。
　埋蔵知財とは、国内特許出願された技術のうち、いまだグローバル展開ができていない知財を指しており、その割合は中小企業では約８４％、大企業では約６７％（出典…特許庁「特許行政年次報告書２０１６年版」）ある。三井不動産は新しい産業創造のためにベンチャー企業との共創事業に取り組んでおり、またＩＰ　Ｂｒｉｄｇｅは国内企業が保有する埋蔵知財を有効活用する戦略の構築・海外パートナーとの提携の立案実行等を行っている。同プログラムは優れた埋蔵知財を持つ国内企業を参加対象とし、三井不動産とＩＰ　Ｂｒｉｄｇｅが共同で国内の埋蔵知財の海外展開を支援するもの。
　同プログラムは三井不動産が運営するコワーキングスペース「３１ＶＥＮＴＵＲＥＳ　Ｃｌｉｐニホンバシ」を活動拠点とし、７０社以上に対しアクセラレータープログラムの提供及び投資の実績があるシンガポールのインキュベーターＪｏｙｆｕｌ　Ｆｒｏｇ　Ｄｉｇｉｔａｌ　Ｉｎｃｕｂａｔｉｏｎとも協力して、日本の技術系企業が海外展開に向けた明確な戦略を立案し、海外展開の足がかりを切り開くことを支援する。同プログラムを通じ、三井井不動産とＩＰ　Ｂｒｉｄｇｅは、これまで日本国内のみで活用されていた優れた技術を海外に届ける架け橋となり、日本もみならず世界中の人々がその恩恵を得る社会基盤の構築に貢献していく。