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日立製作所/日立ビルシステム/三井不動産 ロボットで「おもてなし」実証実験

2017.02.13 13:46

3カ国語で店舗案内サービス「ダイバーシティ東京」で実施
 日立製作所(東京都千代田区)、日立ビルシステム(東京都千代田区)、三井不動産(東京都中央区)の3社は9日、ヒューマノイドロボットの多言語対話機能と自律走行機能を活用した店舗案内サービスの実証実験を17日から実施すると発表した。場所は江東区にある商業施設「ダイバーシティ東京プラザ」。 
 この実証実験では日立製作所が開発したヒューマノイドロボット「EMIEW3」が、施設利用客へ店舗や商品メニュー等の情報案内、目的地への案内を行うというもの。増加する訪日外国人観光客にも対応できるよう、英語・中国語・日本語で対応。実証実験を通して接客・案内サービスの向上を目指す。
 「EMIEW3」は店舗や公共施設において、サポートを必要としている利用客のもとに自ら移動し、接客・案内サービスを行うことを目的に開発。遠隔で音声・画像・言語処理などを行う知能処理システムと多拠点に配置された複数ロボットを監視・制御する運用監視システムからなるリモートブレイン構成のIT基盤と連携することで、高度なサービスを行うことが可能。
 実証実験は17日~24日(ステップ1)、4月14日~21日(ステップ2)の2段階で行われる。2階フードコート付近と3階総合案内所付近を予定。「EMIEW3」は店舗案内表示前に立ち止まった利用客を迎え、英語、中国語、日本語の3カ国語で応対。利用客からの問いかけに対し、案内情報ディスプレイと連携し、ディスプレイに表示された店舗位置や概要・メニューなどの紹介を行う。対話に応じてフロア内を走行し、特定の目的地まで案内する。ステップ1での実証実験の結果・評価に基づき、内容・場所を検討する。

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