週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

竹中工務店 サンフランシスコでオフィスビル取得

2016.12.26 11:15

改修後は賃貸に、海外所有物件7件目
 竹中工務店(大阪市中央区)は22日、アメリカの不動産会社KENNEDY WILSON社(ロサンゼルス)と共同で設立した米国現地法人「400 California LLC」を通じ、サンフランシスコ市内のオフィス物件「400/430 California Street」を取得したと発表した。
 サンフランシスコ市金融街の中心部であるカリフォルニアストリート沿いに位置し、歴史的な保存建造物に指定されている低層の銀行店舗棟と、地上19階建てのオフィス棟で構成。店舗棟は1908年竣工、建物規模は地上2階地下1階。オフィス棟は1965年竣工、地上19階地下3階。今後は前所有者でビル全体を使用する米国の大手金融機関MUFGユニオンバンク社に一定期間リースバックした後、改修工事を実施。再び賃貸オフィスとして事業化する計画だという。
 同社グループは海外不動産事業として、3件のホテル物件を米国に(「ホテル日航サンフランシスコ」、「グランドハイアットカウアイ・リゾート&スパ」、「Andaz 5th Avenue」)、また3件のオフィス物件を米国、英国に所有しており(ニューヨーク「ヘロンタワー」、「日本クラブタワー」、ロンドン「One Fleet Place」)、今回の取得で7件目の海外所有物件となる。

PAGE TOPへ