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JLL 記者懇親会を開催 来年以降の不動産市場動向予測を発表

2016.12.12 17:00

 総合不動産サービス大手のJLL(本社シカゴ、日本本社・東京都港区)は7日に記者懇親会を千代田区有楽町の帝国ホテル本館3階の「彩の間」にて開催した。
 懇親会は河西利信社長による「2016年度のJLL活動総括と2017年の成長戦略」から始まった。「売買動向は来年もフラットな動きを予想しており、海外投資家からも注目を集めています。2018年の大量供給に備えて2017年に空室を埋めていく動きも出てくるので、今後も強気に仲介や鑑定を行ってまいります。また、昨今ではアウトソーシングサービスにも力を入れているので、来年以降も強化を続けていきます」と話した。
 その後はプロジェクト・開発マネジメント事業部長である宮本淳執行役員の「企業価値向上につながる戦略的ワークプレイスとは」においては、昨今の働きかた改革に伴う、ワーカーのモチベーション向上のためのオフィスづくりの重要性について語った。最後はリサーチ事業部マネージャー伊藤翔氏による「日本不動産市場動向と2017年の見通し」では現在のA・Bグレードのオフィスビル賃料や空室率といった動向や2018年以降のオフィスビルの大量供給によるオフィス市場の変化予測について発表した。発表後は記者の質疑応答時間となった。リサーチ事業部長である赤城威志氏も交えながら、経済誌や専門紙の記者によるJLLの今後における事業展開やオフィス市場の具体的な動向予測についての質問が飛び交った。

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