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リアルゲイト 日本橋に「クリエーターの拠点」誕生 平均賃料2万円超で9割まで成約

2016.12.05 14:32

 東京・日本橋を新たな「若手クリエーターの集積地」へ。2016年11月、日本橋富沢町に誕生したのがクリエーター向けオフィス「&WORK NIHONBASHI」だ。
 三井不動産(東京都中央区)が取得したオフィスビルの空室部分を改装。都内で多数のクリエイティブオフィスの運営実績を誇るリアルゲイト(東京都港区)が三井不動産とマスターリース契約を結び施設運営を担う。これまで渋谷区や港区で実績を積み上げてきたが、日本橋への進出は初。都心屈指のオフィス街に新風を吹き込む。
 建物規模は地上7階、延床面積2906・45㎡、ワンフロア約100坪。築年は昭和61年2月。リアルゲイトが借り上げるのは既存テナントが入居するフロアを除いた約400坪。共用部もリノベーションを施し、建物全体の世界観を大きく変えた。外観は特長がないタイル張りを、外壁の大規模修繕とあわせて、木材をルーバー状に配して視認性を高め、モダンかつ街に溶け込む外観に変化させている。これまで有効活用してこなかった屋上も人工芝と植栽を施し、入居者が使用できる休憩スペースとした。サブリースするだけでなく、他社が真似できないリノベーションをやり遂げる。
 賃料設定は平均で坪2万2000円。リアルゲイトが運営する施設より値頃だが、同グレードの周辺競合ビルの賃料相場である坪1万円~1万5000円と比較すると圧倒的な収益性の高さを誇る。すでに9割まで成約が進んでいる状況だ。 
 リアルゲイト代表取締役社長の岩本裕氏は進出のきっかけをこう語る。
 「今まで未開拓であった東東京エリアのマーケット調査を行ったところ、ある程度の事業規模があればビジネスとして成り立つのではと考えました。さらに、勢いのある会社が近郊に進出し始めていたのです。オーナーの三井不動産を始め、周辺事業者の街を変えていこうとする意気込みに共感し、大きなビジネスチャンスと感じ進出を決断しました。オーナーや周辺事業者、入居を決めてくださった個性的なテナントの方々と共に、街にエネルギーを加えて面白くしていきたいと思っています」

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