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東京都/アーツカウンシル東京/東京新虎まつり実行委員会 道路空間を活用したエリアマネジメント 新虎通りで「東北六魂祭」

2016.11.28 12:10

 今月19日から20日にかけて、港区新虎通りにおいて、道路空間を活用した大規模なイベント「TOKYO SHINTORA MATSURI(東京 新虎まつり)」が開催された。
 新橋・虎ノ門エリアを舞台に東京・日本の持つ文化の魅力を世界に向けてプレゼンテーションする試み。新虎通り、「虎ノ門ヒルズ」、「港区立南桜公園」を会場とし、「東北×東京」と「伝統×確信」をテーマに様々なプログラムが展開された。主催は東京都、アーツカウンシル東京(東京都歴史文化財団)、東京新虎まつり実行委員会(新虎通りエリアマネジメント/クオラス)。
 会場となった新虎通り周辺では森ビル(東京都港区)が平成30年9月竣工予定の「新橋29森ビル再開発プロジェクト」、平成31年度竣工予定の「(仮称)虎ノ門ヒルズ ビジネスタワー」と「(仮称)虎ノ門ヒルズ レジデンシャルタワー」、平成34年度竣工目標の「(仮称)虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」など複数の開発を進めており、同社は新虎通りエリアマネジメントの一員として、このイベントに携わっている。
 20日にはメーンプログラムとして「東北六魂祭パレード」が新虎通りにて開催。「東北六魂祭パレード」は東日本大震災における被災地の復興と被災者の鎮魂を目的に青森市、秋田市、盛岡市、仙台市、山形市、福島市の東北六市で実施されてきており、各地を代表する祭りである「青森ねぶた祭」、「秋田竿燈まつり」、「盛岡さんさ踊り」、「仙台七夕まつり」、「山形花笠まつり」、「福島わらじまつり」が一堂に会する華やかなイベントである。東北以外では初開催となる。
 パレードの前に出発式が行われ、小池百合子東京都知事や丸川珠代東京オリンピック競技大会・東京パラリンピック競技大会担当大臣、東北六市や祭りの関係者が登壇。小池都知事は主催者代表挨拶において「迫力ある練り歩きや勇壮で華麗な舞などを通じて復興に向けて力強く歩んでいる東北の姿を東京から世界に向けて発信していきたい」と語った。新虎通り沿道には事前公募によって集まった2万人の観客に加えて周辺住民やワーカーなどが建物の屋上や窓などからパレードの様子を見守った。

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