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クルトン セミナー開催 民泊のリアルを伝える

2016.09.19 14:23

 民泊が、不動産業界のシェアリングエコノミーとして有望な選択肢とし期待されている。ホストを希望する個人が多い。が一方でメディアによるネガティブな報道も目立つ。
 そうしたなかでクルトン(横浜市緑区)は参入を希望する個人や法人に対して、民泊市場に関する法律面や運用方法など「初心者向け実践セミナー」を開催している。月に複数回セミナーを開催し民泊参入を検討する予備軍の悩みや疑問に応えていくとともに、代行事業者や転貸可能物件の紹介なども行っている。
 COOの森実勇樹氏はセミナーを始めた経緯について次のように話す。
 「私も民泊を詳しく知った入口はセミナーへの参加からでした。民泊という言葉は昨年入ってから爆発的に普及していきました。がメディア報道や書籍などだけを鵜呑みにするのは悪手です。『民泊は開業さえすれば設けられる』、『民泊=不労所得』というイメージがいまだにありますが、今日競争の激化によってそのような環境下ではありません。参入を検討している人はその実態をよくよく知っておくべきだと思います。そこで当社ではよりリアルな民泊の現在を伝え、今後の参入・運営に役立ていただこうと思い、毎月複数回のセミナーを開催しております」
 民泊セミナー自体は複数あるが、そのなかには「儲かる」のみに焦点を当てたものも多い。書店でも「必ず儲かる」などのキーワードが盛り込まれたノウハウ本を多く見かける。対して同社のセミナーでは民泊のリアルを伝えている。
 「セミナーの参加者には民泊のリアルを知っていただき、運用の実際について理解していただきたいと考えています。そのため、競争激化の時代に稼働率を伸ばしていくにはどのような方法がいいか、エリアはどのような場所が狙い目かをお伝えしています。また実際にスーパーホストを講師に招き、運営のより詳しいノウハウや実際の物件の収益データ等を参加者限定で公開しています。スーパーホストが運営している物件をお借りしてセミナーを開催していますので、参加者の方は話だけでなく実際の物件を見学できますので参考になると思います」(森実氏)
 今月3日には、エキサイト(東京都港区)協賛のもとに30名規模の民泊セミナーを開催した。ノウハウ等のセミナーや相談会の開催と同時に、エキサイトが提供する民泊清掃マッチングサービス「ファミリーサポーター」やホスト向けの運営サービスを紹介するブースなどが設けられた。参加者が実際の運用に当たり踏み込んで実際的な相談をすることが可能な体制を整えた。
 森実氏は「今後も10名規模の民泊物件でのセミナーから今回のような30名規模の双方を開催していき、安心安全な民泊の普及を目指していきたい」と話す。民泊に興味・関心のある人にとって、必見必聴のセミナーといえよう。




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