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住友商事/住友不動産/東急不動産 「(仮称)ブランズタワー梅田北プロジェクト」が着工

2016.08.29 11:57

旧「東洋ホテル」跡地に地上50階 総戸数653戸の大規模プロジェクト
 東急不動産(東京都港区)、住友商事(東京都中央区)、住友不動産(東京都新宿区)の3社は24日、大阪市営地下鉄御堂筋線「中津」駅直結の「東洋ホテル(ラマダホテル)」の跡地において、地上50階・総戸数653戸の超高層タワーマンション「(仮称)ブランズタワー梅田北プロジェクト」を着工した。
 「(仮称)ブランズタワー梅田北プロジェクト」は、「都市・居住環境整備重点地域特定地区」に位置する「中津」駅周辺で実施する大規模プロジェクト。昨年は駅反対側で住友商事などによる「ザ・セントラルマークタワー」が竣工したほか、同物件の隣接地では平成31年2月竣工予定の「ザ・ファインタワー梅田豊崎」の開発も進行しており、開発著しい地域で行われる。
 同開発は、大林組(東京都港区)の特許技術「DFSR」を利用した初の取り組み。「DFSR」は、1つの建物の中に独立して存在する心棒と、高層住宅棟の2つの構造体を制振装置で連結する制振構造システム。硬い心棒と超高層の柔らかい住宅棟をダンパーで繋ぐことで互いの揺れを更に小さくし、高い耐震性能を有した超高層マンションとなる。数ある「DFSR」の中でも初の試みとなる、南面比率の高い日照重視型である。 
 また同形状を生かし、中央の立体駐車場上部を屋内共用施設に利用し、北側眺望がダイナミックに開かれたパノラマビューを実現した。販売開始は来年7月下旬を予定しており、竣工時期は平成32年2月下旬を予定する。

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