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東京ビルヂング協会 今月2日に第4回「エグゼクティブサロン」が開催!

2016.08.29 11:59

 今月2日、東京ビルヂング協会(東京都千代田区)が主催するビルキョウサロンの特別版、第4回「エグゼクティブサロン」が「日本工業倶楽部」で開催された。
 ビルキョウサロンは同協会に所属する会員の親睦・情報交換活動を目的とした会で、毎月第3火曜日に開催されることから「三火会」とも呼ばれる。冒頭の30分間は日常のビル経営に役立つ講演が組まれ、終了後は講師を囲んでの懇親会が行われる。そのビルキョウサロンの特別版がエグゼクティブサロンで、講演時間が長いため普段よりも深い内容の講演を聴くことができる。
 今回のエグゼクティブサロンは「ビルオーナー必修!経営安定・事業継承に役立つ知識」を総合テーマに、ビルオーナーが抱える経営安定や事業継承といった課題にスポットをあて講演会を実施。公認会計士の中野威人氏と、国の政策実施機関である東京中小企業投資育成(東京都渋谷区)執行役員の田嶋幹也氏を迎え50分講演を行った。
 最初に講演を行った中野氏は「中堅・中小企業が直面する『株式』の課題」をテーマに、最近の相談事例から今後想定される課題等を語り、事例内容から考慮すべき視点として「経営者の保有株の円滑な継承」や「株式の分散防止・集約化」、「安定した経営権の確保」等を説明した。また田嶋氏は「経営安定・事業継承のための公的機関の活用」をテーマに、投資育成制度の概要や活用事例等を紹介。安定株主導入による経営権確保や自己株式の引受けといった活用事例などを語った。
 講演後には両者を囲んだ懇親会が行われ、普段以上に参加者は同会を満喫した。次回のビルキョウサロンは、9月20日16時半から「東京ビル協会会議室」にて開催予定。講演は木村技研(東京都世田谷区)執行役員の佐藤秀氏による「災害時におけるトイレ対策 ~水も電気も使えない状況下でのトイレ対策 今ある設備でトイレ対策~」である。

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