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NTTアド 最新型の屋外大型サイネージ「秋葉原UDXビジョン」を設置

2016.07.18 17:11

 NTTアド(東京都品川区)は、「秋葉原UDX」の壁面に最新型の屋外大型サイネージ「秋葉原UDXビジョン」を設置し、先月1日より本格運用を行っている。
 「秋葉原UDXビジョン」は、画面のLED発光画素を6mm間隔で実装した高細密のフルハイビジョンで、4K映像再生も可能な屋外サイネージである。更に、屋外に設置するサイネージであるため、直射日光が当たっても見えるように輝度が明るい点も特長である。メディア局長の出口秀一氏は「『秋葉原UDXビジョン』は、NTTグループが設置した商業用の大型サイネージの第1号になります。綺麗な映像を大型のサイネージを使用し配信することで、ロケーションを生かしたエリアマネージメントへの活用やビルの付加価値にも繋がります」と語る。
 活用シーンとしては、各自治体や企業の広告を放映するだけでなく、ニュース速報や天気予報、各地域の風景映像などを提供しているが、NTTアドではその他にも様々な展開を計画している。
 まず、映像をリアルタイムに配信できる「ライブ中継」である。各地で開催される地方創生イベントや祭り等をフレッツの回線を通して配信することで、秋葉原でもリアルタイムに堪能することができる。また地方創生イベントに合わせて、サイネージの周辺でも催し物やイベントも実施可能。訪日外国人旅行者を対象としたイベント情報も配信可能なので、外国人にも宣伝となる。
 更にスマートフォンを利用することで、外国人観光客を対象とした多言語対応コンテンツも配信できる。配信映像をWi―Fiやビーコン等を活用し連動させることで、各々が所有するスマートフォンに多言語対応のコンテンツとして表示することが可能。サイネージの配信映像が英語版であったとしても、中国からの旅行者には中国語で表示されるため映像内容を理解することができる。観光アプリと連動すれば、観光スポットや飲食店の宣伝にも繋がる。
 出口氏は「『秋葉原UDXビジョン』は、都市と地方を繋ぐツールとして非常に有効です。映像で地方創生をお手伝いしつつ、訪日外国人旅行者にも宣伝できる点が特長です。様々なICT技術を利用すれば、周辺エリアの活性化、更にはランドマーク化にも繋がり、施設への利用者集客にも効果的です」と語った。

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