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三井不動産 ベンチャー育成ファンド1号 インテリア3Dシミュレーション会社を投資先に決定

2016.07.18 17:30

 三井不動産(東京都中央区)は本業強化・事業領域拡大に向け新産業を創造するため、ベンチャー共創事業「31VENTURES(サンイチベンチャーズ)」に取り組んでいる。昨年4月にベンチャー共創事業部を設立し、ベンチャー企業向けオフィスの運営や、三井不動産の幅広い商圏と多岐にわたる事業領域を生かし「資金・コミュニティ・支援」の3本柱でベンチャー企業との新産業の共創を目指している。そうした中、今月12日、グローバル・ブレイン(東京都渋谷区)が運営するコーポレートベンチャーキャピタルファンド「31VENTURES Global Innovation Fund1号」を通じ、リビングスタイル(東京都新宿区)に出資を行った。 リビングスタイルは30万点以上の家具データを保有し、国内の大手インテリアブランドを中心に20ブランド以上へインテリアのレイアウトシミュレーションシステムを提供するベンチャー企業。三井不動産の不動産事業とのシナジーが強いことから第1号投資先となった。三井不動産グループで空間デザインを手掛ける三井デザインテック(東京都港区)とリビングスタイルでインテリアを中心とした「ライフスタイル提案のビジネス」を新たなICTツールの共創により展開していくという。

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