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森ビル/大林新星和不動産 「(仮称)新橋四丁目計画」起工式催行

2016.07.18 17:30

平成30年の竣工目指す 新虎通り沿道街区統合・再編第1号プロジェクト
 森ビル(東京都港区)と大林新星和不動産(東京都千代田区)は12日、「(仮称)新橋四丁目計画」の起工式および起工祝賀会を執り行った。
 同計画は2020年開催の東京オリンピック・パラリンピックの際に選手村とスタジアムを結ぶ重要な役割を担う「新虎通り」における沿道開発のモデル事業として、平成30年9月の竣工を目指している。
 新虎通り沿道において推進されている街区の統合・再編を実現する第1号プロジェクトであり、新橋29森ビル(昭和50年竣工)の再開発となっている。新虎通りの中央、日比谷通りとの交差点に位置する同計画は、地上15階、延床面積約1万7500㎡の複合施設。3階から14階は総貸室面積約1万㎡の最新スペックのオフィスとなり、また3階には共用ラウンジや会議室も備えた約60㎡~180㎡の小割りのインキュベーションオフィスが整備される。1・2階には賑わいや交流の場となる商業施設が設けられ、広い歩道を有する新虎通りに面する区画には通りと連動したイベントが開催可能なエリアマネジメント活動にも利用できるスペースが開設され、新虎通りの賑わいづくりや情報発信の拠点として活用されていく予定となっている。
 起工祝賀会において森ビル代表取締役社長である辻慎吾氏は、「70年の歳月を経て新虎通りは出来上がりました。しかし、沿道の街並み整備はまさにこれからです。新虎通り沿道の開発は出来るだけ大きな単位でまとめて新虎通りに顔をつくり、それを連担させることが望ましいと思っています。その意味でこのプロジェクトを今後の沿道開発のモデル事業となるような素晴らしいものに仕上げたい、出来る限り早く完成させたいと全力で取り組んでおります。このプロジェクトを立派に仕上げ、沿道開発やエリアマネジメント活動に弾みをつけることができればと思っています」とコメントした。

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