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三井不動産/ほか 日本橋「金魚」一色 江戸の「涼」を楽しむイベント開催

2016.07.11 16:06

 日本橋が更に活気づく「涼しい夏」がやってきた。三井不動産(東京都中央区)が地域と協働で街づくりを推進する日本橋で、夏のイベント「ECOEDO日本橋2016~五感で楽しむ、江戸の涼~」が8日から始まった。電気のない江戸時代の暮らしをヒントに、楽しみながら「涼」を取る工夫を現代風にアレンジした日本橋らしいイベント。9回目を迎え、今や夏の風物詩に定着。多様な金魚を幻想的な空間と共に鑑賞する「アートアクアリウム」も同時開催される。
 7日にオープニングセレモニーが開催され、ECOEDO日本橋実行委員会会長であり、名橋「日本橋」保存会の中村胤夫会長が挨拶に立ち「アートアクアリウムは回を重ね、60万人以上の来場者が日本橋に訪れた。特に若い人が来てくれるのがありがたい」と感謝を述べた。
 総合プロデューサーにはアートアクアリムを手掛ける木村英智氏が就任。「金魚」関連の催しが盛りだくさんだ。福徳神社への参道には高さ約1・8mもの「金魚大提灯」が掲げられ、江戸時代の「金魚屋台」を再現。浴衣・夏着物を着た来場者にはモバイルアプリ「金魚NAVI」を通じて飲食店での割引等の特典を付与する。また、エリア内の老舗寿司割烹や高級ホテル等58店舗で「金魚づくし」のスイーツが提供され、各商業施設では日本橋の職人技が光る「金魚グッズ」を販売する。そして「アートアクアリウム」は誕生10周年を迎え「アートアクアリウム誕生10周年記念祭 ECOEDO日本橋アートアクアリウム2016~江戸・金魚の涼~&ナイトアクアリウム」として「日本橋三井ホール」で開催される。木村氏は「準備期間は前年同様3日だったが、新作『超花魁』を制作し、昨年のメーン作品は脇役で展示した」と自信満々。 会期は9月25日まで。

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