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三菱地所 大手町にベンチャー企業向けビジネス支援施設

2016.07.11 16:04

800坪の巨大空間で成長企業をサポート
 三菱地所(東京都千代田区)は「大手町フィナンシャルシティ グランキューブ」に、海外成長企業や国内先端ベンチャー企業向けのビジネス支援施設「グローバルビジネスハブ東京」を4日に開業した。
 同日、オープニングイベントとして今後、急成長が期待される機械学習、ディープラーニング、人工知能をテーマに東京大学工学系研究科特任准教授の松尾豊氏をはじめとする専門家による基調講演やラウンドテーブルが行われた。
 三菱地所の林総一郎専務は「50区画中、42区画の入居が決まっています。国内外の成長企業が集える場所です。大手町、丸の内、有楽町エリアにおいて、『グローバルビジネスハブ東京』を通じて各社が成長できるまちづくりに寄与できると考えています」と話した。
 三菱地所は東京の国際競争力強化に貢献すべく、国際ビジネス拠点としての大手町・丸の内・有楽町地区の機能向上に取り組んでいる。4月に竣工した「大手町フィナンシャルシティ グランキューブ」では海外企業等を誘致し新たなビジネス創出支援を行う拠点として同施設を整備。一般財団法人グローバルビジネスハブ東京(東京都千代田区)の運営の下、平成19年より「新丸の内ビル」で運営する国内外の成長企業の拠点「EGG JAPAN」と提携し、成長企業の集積と促進を図る。
 「大手町フィナンシャルシティ グランキューブ」の3階全体を利用し、ビジネス支援施設として過去最大となる約800坪を用意した。家具付小割オフィス、大規模イベントスペース、会議室、共用ラウンジ等が利用できる。さらに、入居企業に対して専門家の紹介やイベント等でのビジネスマッチング、丸の内エリアを拠点としたビジネスネットワークとの交流機会を提供することで成長企業のビジネス拡大をサポートする。

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