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シーアールイー 埼玉県久喜市で物流施設の開発に着手 平成29年2月に竣工を予定

2016.06.20 17:11

 シーアールイー(東京都港区)は先月、埼玉県久喜市において開発用地を取得。物流施設「ロジスクエア久喜2.」の開発に着手した。すでにテナント企業が確定しており当該企業の専用センターとして平成29年2月の竣工に向けて開発プロジェクトを始動している。
 「ロジスクエア久喜2.」の開発地は東北自動車道「久喜」ICより約4・8km、「加須」ICより約5・8km、主要幹線道路である埼玉県道3号さいたま栗橋線沿いに位置し、いずれのICからも10分以内でのアクセスが可能な好立地。今後予定されている首都圏中央連絡自動車道(以下、圏央道)の更なる延伸により、東北自動車道を基軸とした広域ネットワークの形成が期待され、次世代をにらんだ国内物流の戦略的拠点として高いポテンシャルを有している。同開発地は市街地調整区域内に立地しているが賃貸用物流施設の開発が可能であり、倉庫業法に基づく営業倉庫登録も可能。
 なお、「ロジスクエア久喜2.」はJR東北本線「東鷲宮」駅より約1・5km、東武伊勢崎線「鷲宮」駅より約2・1kmに位置している。施設としては9846・41㎡の敷地に地上2階建て、計画延床面積1万1931・31㎡の物流施設として開発する予定で7月上旬に建設工事に着手。平成29年2月下旬の竣工を予定している。倉庫部分の基本スペックとして床荷重は1・5t/㎡、有効高さは1階、2階共に5・5m以上、照度は300ルクスを確保。保管効率に寄与する。また、階層を2階建てに抑えることで取り扱う商品の上下搬送に起因した時間的ロスの極小化に配慮。スピーディーな入出荷オペレーションの実現を可能とした汎用性の高い施設を計画している。
 環境対応として入居テナント企業のBCP対応へのサポートはもちろんのこと、全館LED照明、人感センサー、節水型衛生器具の導入等によりCASBEE埼玉県のAランク認証及びBELS評価の取得を予定している。

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