週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

ライナフ 「空室情報」の問い合わせに自動応答

2016.05.23 13:33

携帯端末で「内覧」手続き完了
 不動産業界向けサービス、スマートロックの開発を行うライナフ(東京都千代田区)は16日、賃貸仲介会社向けに「スマート内覧コール」サービスの展開を開始した。
 仲介会社から管理会社へかける電話用件の大半を占める「空室確認」を、あらかじめ管理会社がスマート内覧コールのサイトに登録した物件情報をもとに自動音声通話が対応する無料サービス。管理会社は繁忙期や週末の膨大な数の電話対応から解放。仲介会社は管理会社の営業時間にとらわれることなく営業活動が可能になる。また、どの管理会社の物件も全国共通の電話番号でまとめて確認ができるようになるため、物件ごとに異なる管理会社に電話をかける手間を省くことができる。
 固定電話、スマートフォン等の機種に関わらず、電話番号を所持し音声通話が可能な端末を有していれば誰でも利用できる。全国統一の電話番号)にダイヤルし、自動音声通話に従って物確番号をダイヤルプッシュするだけで空き情報が確認できる。 
 ライナフが2月より提供を開始している「スマート内覧システム」とも連携する。管理会社向けに、遠隔での鍵の状況確認や開閉操作、室内の画像撮影、内覧履歴・開閉履歴のCSV保存といった機能を搭載し、内覧にまつわる業務を総合的にサポートする同システムを導入済みの物件であれば「空き確認、内覧予約、電子キーの発行、内覧」という一連の流れをすべて携帯端末で行うことができるようになる。管理会社の店舗まで鍵を取得し返却する手間や、現地でキーボックスを探す手間も省くことができる。

PAGE TOPへ