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西武プロパティーズ 「東京ガーデンテラス紀尾井町」一部施設先行オープン

2016.05.16 14:58

 西武プロパティーズが開発を進めていた「東京ガーデンテラス紀尾井町」は10日、一部施設が開業した。それに伴い、9日、プレス向けの内覧会が開催された。
 オフィス・ホテル・商業施設・カンファレンスを備える「紀尾井タワー」(地上36階地下2階)と、地上21階地下2階の135戸の賃貸住宅を有する「紀尾井レジデンス」、そして東京都の指定有形文化財である旧李王家東京邸(旧グランドプリンスホテル赤坂 旧館)を保存、復原しつつ新たな機能を備えた「赤坂プリンス クラシックハウス」からなる、新旧が融合する複合市街地で、敷地面積は3万400㎡、延床面積は22万7200㎡となっている。
 オフィスとなる「紀尾井タワー」の5階~28階はワンフロア1000坪超。南北面は前面ガラス化し、ワイドレンジのビューを確保。東西面には一部に日差しを遮る石パネル、そして全面に通常のガラスに比べ断熱性の高いLow―Eガラスを採用し、環境負荷の低減を図っている。また制震構造と強固な地盤、72時間非常時電源供給で入居企業のBCP(事業継続計画)をサポートする体制となっている。満室稼働を予定しており、入居テナントであるヤフーは既に「紀尾井タワー」での業務を開始している。
 内覧会において施設概要説明を行った取締役・齊藤朝秀氏は「快適なオフィス、良質なサービスのホテル、魅力ある商業施設、利便性の高い住宅などを提供し、紀尾井町ならではの新たな付加価値を創造していく」と意気込みを語った。
 グランドオープンは7月27日を予定している。

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