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大成建設 コンクリート床仕上げロボットを開発

2016.04.25 17:49

作業者の省人化・効率化を実現
 大成建設(東京都新宿区)はコンクリート仕上げ作業を行うロボット「T―iROBO Slab Finisher」を開発した。同ロボットの適用により、技能労働者(土間工)の身体への負担を軽減し、作業の省人化、効率化が可能となる。
 土間工が行うコンクリート床仕上げ作業は、多くの建設現場において重要な作業だが、常時中腰体勢で行うことから身体への負担が大きく、コンクリート打設面積や硬化状況に応じて多数の土間工で作業を行うか、あるいは長時間作業で対応する必要があった。また、土間仕上げ用機械を用いた作業では、機械本体が重いため、運搬や適用場所に制約を受けるなどの課題があった。
 そこで大成建設は床仕上げ作業における課題を解決するため、コンクリート床仕上げロボットを開発した。同ロボットは土間工が無線により遠隔操作が可能な点や従来では活用することができなかった型枠、デッキを含む各所作業においても作業可能などの特長を備えており、従来の土間工や土間仕上げ用機械による床仕上げ作業に対して省人化、効率化が図ることが可能となった。
 今後、大成建設では物流倉庫やショッピングセンターなど床仕上げ面積が広範囲な建物などに同ロボットの適用を図っていく。

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