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ラサール不動産投資顧問 グローバルの不動産市況とリート市場について発表

2016.03.21 16:32

 ラサールインベストメントマネージメントインク(米国イリノイ州)は16日に主要30カ国における不動産投資の展望「2016年グローバル不動産投資戦略」に関する記者発表会を丸ノ内マイプラザにて開催。
 ラサール不動産投資顧問代表取締役である中嶋康雄氏の開催の挨拶の後、ラサールインベストメントマネージメントのグローバル投資戦略・リサーチ責任者ジャック・ゴード氏、上場不動産証券投資部門CEOスタンレー・J・クラスカ氏、中国・香港投資戦略・リサーチ責任者キャサリン・チェン氏、日本・中国投資戦略・リサーチ責任者髙野靖央氏らによって、ヨーロッパ、北米、アジア太平洋の各都市における空室率と現状の不動産市況及びグローバルリート市場の動向について発表が行われた。現在の国際的の不動産市況は比較的好調となってきているが、中国や中東等の諸問題も多いため将来的な見通しは不安定な状況になってくると予想されている。
 グローバルでのオフィス需要は、リーマンショックから回復した都市は空室率が低く、回復途中の都市についての空室率は高めになっている一方で、賃料成長予測は回復途中の都市が高い成長を期待されている現状となっている。リート市場はリーマンショック後からポートフォリオとバランスシートが改善されており、有力物件と最高水準の不動産運用能力を有しているリートが多くなっており、上場リートは実物不動産と比較すると割安となっている。

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