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スタイルアクト 相続税対策をサポートするウェブサービスが本格始動

2016.01.18 14:22

 不動産ビッグデータでビジネスを展開するスタイルアクト(東京都中央区)は8日、相続発生から申告・納税までの短い間に、納税資金を用意するというニーズに応えるべく生まれた土地売却サービス「スタイルランド」の、ウェブ上での公開を開始した。
 過去10年間の日本の平均地価下落率は、年間マイナス1・7%となっている。人口減少の中、一部のエリアを除いて将来的に地価が上昇傾向に転じることが見込むのは難しい。また、昨年2月の空き家対策特別措置法施行により、「特定空き家」に指定されると固定資産税が従来の6倍に増額するというケースが想定される。一方、一定の条件を満たせば、被相続人が居住していた家屋またはその敷地を、今年4月1日から平成31年(2019年)の12月31日までの間に譲渡した場合の譲渡所得から、3000万円の特別控除を適用できるという時限措置が設定された。
 このような状況から、同社では平成28年を「空き家・空き地売却元年」と位置付け、遊休不動産は早期に売却することを勧めるとともに、空き家問題に積極的に関与するとしている。「スタイルランド」は「高く・早く・もめずに」不動産を売却するサポートを行うウェブサービスであり、現在までの実績では、購入を打診した事業者の購入希望価格の平均よりも約2割高く売却することに成功している。また、相続納税ニーズから生まれた仕組みであることから、相談を受けてから概ね3~4カ月以内に売却を完了できるスピード感が、利用者からの好評を得ている。

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