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<ホテルビジネス最前線>小田急電鉄 京都のコンセプトホテルを拡充

2016.01.18 14:42

 小田急電鉄(東京都新宿区)は、グループ会社のUDS(東京都渋谷区)が運営する「ホテルカンラ京都」の資産(土地・建物)および隣接する教育施設の資産を取得し、取得した教育施設をホテル用途へ転換するコンバージョン工事を実施する。
 「ホテルカンラ京都」は、「既存建物を活かしながら、京都の伝統的な住宅形式である京町家の考え方を取り入れた空間」というコンセプトのもと、平成22年に29室を擁するホテルとしてオープンした。この「ホテルカンラ京都」は、国内はもとより訪日観光客からも人気の高い京都において、JR「京都」駅から徒歩10分程度の好立地に位置している。また、宿泊客全体の40%以上を訪日旅行客による利用が占めているなど、国内外の旅行雑誌や旅行情報サイトでも好評を得ており、稼働状況は開業以来好調に推移している。
 コンバージョン工事では、UDSが「継承と革新」をデザインコンセプトに京都の伝統を継承しながら、京都で培われた技術と技法を用い、革新する空間の創造を目指し、企画・設計業務を担う。本年11月には、既存の29室に39室を加え、68室に拡張を予定しているほか、レストランやカフェラウンジを新設し、UDSが「ホテルカンラ京都」として一体的に運営を行う。
 小田急グループの「長期ビジョン2020」では、2020年度(平成32年度)までを「収益基盤を強化し事業成長すべき期間」と位置付けている。その実現に向けて昨年2月にUDSを株式取得により子会社化し、同社の持つノウハウとあわせて、中期経営計画において新たに設定した成長投資枠を活用することで、沿線外における新たな事業展開のほか、既存施設のリノベーションや沿線におけるまちづくり等による収益源の獲得を進めている。
 今般の施策は、その先駆けとしてインバウンド需要の高まりにより活況を呈する京都において、新たな収益不動産の獲得とともに、UDSの有する不動産リノベーション事業の強みを生かし、ホテル事業を拡充するものである。


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