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三菱商事 インドネシア・地元大手不動産会社と連携し大型開発を実施

2015.11.09 17:27

 三菱商事(東京都千代田区)は、インドネシアの大手財閥リッポ・チラカン社(以下、リッポ社)がインドネシア・ジャカルタ東部のチカラン地区で推進する大規模開発事業「オレンジ・カウンティプロジェクト」内の分譲住宅開発に参画する。
 このプロジェクトはリッポ社がチカラン地区において80年代後半から開発をすすめている約3000haの工業団地を中心とした開発エリアの中心に、ジャカルタ東部の新都心として開発する322haの大規模タウンシップである。「オレンジ・カウンティプロジェクト」はオフィス・住宅・商業施設・学校・病院などの都市機能を充実させ、居住人口7.2万人、昼間人口15万人が集う都市を新たに想像するプロジェクトである。三菱商事はリッポ社と合弁会社を設立し、プロジェクト第1期開発(敷地面積13.5ha、分譲住宅12棟、商業、オフィス、病院等)における分譲住宅2棟の開発に参画する。出資比率はリッポ社が51%、三菱商事が49%を予定しており、総事業費は約90億円となる見込みである。
 リッポ・グループは不動産を中心に、多様な事業を展開するインドネシア大手財閥であり、中核企業のリッポ・カラワチ社は同国最大級の上場不動産会社である。リッポ・グループの不動産事業は分譲住宅をはじめ多岐にわたり、加えて不動産投資信託2法人をシンガポール市場に上場させるなど、多様な取り組みを行っている。三菱商事はリッポ・グループと不動産開発分野で提携し、今後もインドネシア国内で不動産関連事業を展開していく方針だ。
 インドネシアでは、今後も中期的な所得増加、購買力伸張は継続するとみられている。中でもチカラン地区は多数の工業団地が立地する産業集積エリアであり、現在進行中の交通インフラの整備に伴い、今後も国内外企業による更なる投資が見込まれるエリアである。「オレンジ・カウンティプロジェクト」は、このエリアの成長を背景とした県k長に需要に応え、ジャカルタ東部に新たな都心を創り上げる開発プロジェクトである。

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