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三菱地所 「大名古屋ビルヂング」竣工

2015.11.09 17:41

 三菱地所(東京都千代田区)が愛知県名古屋市中村区名駅三丁目において開発を進めてきた「大名古屋ビルヂング」が先月31日に竣工した。
 約半世紀にわたり「名古屋」駅前のシンボルとして地元の住民に親しまれてきた歴史ある旧建物の名称「大名古屋ビルヂング」を継承し、「名古屋」駅前の新たな顔として生まれ変わる。
 同プロジェクトでは、「旧大名古屋ビルヂング」と「ロイヤルパークイン名古屋」の敷地を一体化し、土地の有効活用を図ることにより、「名古屋」駅前のランドマークとして国際的・広域的な業務拠点を形成。また、「名古屋」駅前にうるおいをもたらす緑化や魅力的な歩行者空間の整備、地下空間の歩行者ネットワークの改善、中部圏初となる地下機械式駐輪場の導入、防災性能の向上など、地域の課題解決を図る取り組みを進め、都市再生の実現を目指す。
 「大名古屋ビルヂング」の特長としてはまず、中部圏の都市活動の玄関口にふさわしい多様なビジネスニーズに対応した快適・高規格なオフィススペースを7階~33階に整備。基準階床面積は約730坪、天井高2850mm、OAフロアは100mmとなっている。5階にはオフィス就業者専用の貸会議室やカフェラウンジなど、ビジネスワーカーを支援する施設を配備している。
 地下1階~地上3階には名古屋の新しい顔にふさわしい魅力的で活気にあふれた商業施設を整備。「名古屋」駅前の利便性と、長年親しまれてきた「大名古屋ビルヂング」の抜群の知名度を生かし、集客型・来店型のテナントの集積を企図した新たな集客施設(金融機関・クリニックモール、検診センター、ショールームなど)を7階~16階に設けた。これら商業施設・集客施設と4階の金融サービスゾーン(約1100坪)及び5階ビジネスサポートゾーン(約300坪)有機的に連携することで、10000坪クラスの大型集客施設が誕生した。
 同計画地と名古屋市営地下鉄「東山」線コンコースを結ぶ大名古屋ビル連結地下街(ダイナード)及びコンコースの通路拡幅などを整備。また、ユニモール地下街(大名古屋ビルとの接続部)にエレベーターを設置し、桜通を横断するバリアフリーネットワークを構築。地下街との接続部におけるサンクンガーデンや建物内部に設けるアトリウムにより地下と地上の一体性を高め、後背地への利便性向上のため地下1階と地上1階に敷地内貫通通路を整備した。また、敷地外周部において建物のセットバックを行い、歩行者空間を拡幅するとともに、敷地北側に約500㎡の広場空間を実現した。
 同社は、この新しく生まれ変わった「大名古屋ビルヂング」も旧建物と同じように地元の住民に愛される努力し今後も「大名古屋ビルヂング」を中心に平成39年のリニア開業を目指して賑わっていく名古屋・中部圏の発展に寄与していく。


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