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itadaki BLDG. 浴衣で日本の伝統工芸に触れるイベントを開催

2015.08.31 10:41

 東京・築地に立地するシェアアトリエビル「itadaki BLDG.(いただきビルディング)」で今月22日、和装を楽しむイベント「きもの茶話会」が開催された。
 「itadaki BLDG.」は、既存中小ビルをリノベーションによって再生。アトリエブース、フリースペース、イベント開催や撮影スタジオなどに利用可能なラウンジで建物内は構成されている。今回のイベント開催のきっかけについて、同ビルのリノベーションに携わったバリューレイズ(東京都港区)の石田竜一社長は次のように話す。
 「当ビルには各ジャンルで活躍中のアーティストやクリエイターが日々制作活動に取り組んでいます。その中で、和のテイストや技法を取り入れたアートを手掛ける現代美術家が入居していることから、今回のイベントを企画しました。元々ビル周辺は鉄砲洲稲荷神社が所在するなど歴史・文化が色濃く残るエリアであることから、地元の夏祭り開催に合わせて浴衣を楽しんで頂こうと着付けサービスなどを実施しました」
 ビルの軒先ではヨーヨー釣りとスーパーボールすくいで縁日の雰囲気を演出。訪れた参加者にはかき氷が振る舞われたほか、希望者に対し日本の伝統工芸に直接触れる機会として本物の日本刀に触れることのできる体験サービスが実施された。また、1階のラウンジスペースでは福島県浪江町の伝統工芸品、大堀相馬焼の展示・販売が行われ、浴衣に身を包んだ来場者は古来からの日本の文化・伝統に触れながら思い思いにイベントを楽しんだ。

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