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wacul 不動産×ITをより意味あるものに AIがホームページを分析し利益UP

2015.08.10 16:55

 ウェブコンサルティングを主に展開するwacul(東京都文京区)ではホームページのアクセスおよびホームページ上からの申込数を増やすためのページ改善のための分析を行う「AIアナリスト」を展開している。
 今日、情報を発信していく手段として自社でホームページを持つことが重要。不動産業者でも仲介業者においては募集物件情報をホームページ上で公開していくことが当たり前。ビルオーナーが自ら所有している物件でリニューアルを行っているかなど、最新の情報を発信している事例も数多。しかし、労力を払って行った情報発信も効果的な見せ方ができていなければ、その労力も報われない。
 そこで同社はAI(人工知能)を使って、どのページを見た人が最も申込につながっているのか等をデータ化する「AIアナリスト」を開発。それによってトップページでどのような情報の見せ方を行えばいいかを分析し、改善へつなげていくことが可能となる。
 同社代表取締役社長の大津裕史氏はこの開発の経緯について「もともとウェブページの改善は人の手によって行われていましたが、これでは当社としてもマンパワーが足りないですし、お客様にとっても月に30万円~100万円のコストがかかってきてしまいます」とこれまでのコンサルティングの課題があったことを話す。
 「AIアナリストは月3万円で利用することが可能です。また、月ごとの契約となりますので1カ月利用して頂いて、次の月は利用しない、という手法も可能です。お客様の必要なときに、役に立つことができます」(大津氏)。
 ITの波は不動産業界にも押し寄せている。その波に立ち向かうには、小手先の対処療法ではなく、根本的なところからの改善を余儀なくされるだろう。そのような時代に最適なサービスではなかろうか。

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