週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

野村不動産ホールディングス 国内初・特化型3REIT合併で総資産9000億円超の総合型REIT誕生へ

2015.06.01 14:47

 野村不動産ホールディングス(東京都新宿区)をスポンサーとし、野村不動産投資顧問(東京都新宿区)が運用を受託する「野村不動産オフィスファンド投資法人」、「野村不動産レジデンシャル投資法人」、「野村不動産マスターファンド投資法人」の上場3REITは、5月27日付けで合併契約を締結した。なお、この合併は各投資法人の投資主総会での承認をもって成立する。
 この上場3REITは、拡大と変化を続けるJ-REIT市場において、今後の持続的な成長と投資主価値の向上に資することを企図して、オフィス、住宅、物流・商業というそれぞれの「特化型」から、投資セクターを限定しない「総合型」へと投資戦略を転換する。投資セクターの異なる特化型3REITの合併は国内初であり、合併により総資産9000億円超の、国内最大級の総合型REITが誕生することになる。
 同社グループは、REITとの相互成長の循環サイクル(賃貸バリューチェーン)を、今後更に充実させるとともに、既に総合型として運用中の私募REITである「野村不動産プライベート投資法人」を含む運用REITを、重要な「成長のパートナー」として位置付け、スポンサーサポートを強化するとしている。また、今回の合併契約を受けて誕生する新REITを強力にサポートするとともに、同社グループと運用REITとの「相互成長」を加速させることを目的として、グループ4社(野村不動産、野村不動産投資顧問、野村不動産パートナーズ、ジオ・アカマツ)により「賃貸バリューチェーン」に関する基本合意書を締結した。

PAGE TOPへ