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LIXIL 省エネ・節水を実現したパブリック向け自動水栓

2015.05.18 10:32

 LIXIL(東京都千代田区)は、これまでにないエコ(省エネ・節水)を実現するパブリック向け自動水栓「加温自動水栓」を今月1日より全国で発売している。
 パブリックトレイのパウダースペースにおける行為を調査したところ、そのほとんどが「手洗い」、「うがい」、「歯磨き」に集中しており、この結果をもとに吐水量、吐水温度について、使用者の「ちょうどいい」を検証。吐水量は1・7L/分、吐水温度は21~26度ということが判明。そこで「必要な量」を「必要な温度」で「必要な時」だけ加温できれば、快適さをそこなわず、大幅に省エネを実現できることがわかった。
 「加温自動水栓」は、この検証結果をもとに「量・温度+瞬間加温」という新たな視点で開発し、これまでにない高い省エネ効果(当社従来比90%カット)を実現したパブリック向け自動水栓。コンパクトで昇温スピードが速いセラミックヒーターを採用することで、溜めたお湯の保温をせず、通水時のみ瞬間加温するタンクレス方式とすることで、タンク保温のためのエネルギーを100%削減している。また進化した同社の節水技術「エコフル吐水」を採用することで省エネに加え、節水も実現している。さらに、電源タイマー設定が不要な「省メンテナンス」、洗面器間ピッチ500mmでもスッキリ収まるコンパクト設計による「省スペース」、軽量(約3kg)かつ施工時の接続箇所が3カ所で済む「省施工」の3つの「省」も実現。オーナーや施工業者にも「ちょうどいい」使いやすさの自動水栓といえる。

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