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三井不動産 東京五輪のゴールドパートナーに

2015.04.27 14:12

日本の伝統・文化・おもてなしを重視した街づくりを目指す
 三井不動産(東京都中央区)は20日、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会と「東京2020スポンサーシッププログラム」の国内スポンサー最高位である「ゴールドパートナー」契約を締結したと発表。「マンダリンオリエンタル東京」にて契約における記者発表を行った。 「不動産開発」カテゴリーにおける「街づくりパートナー」として、世界から東京へ集まる人々を迎えるにふさわしい街づくりを行い、東京と日本の魅力を広く発信することを通じて、東京オリンピック・パラリンピックに貢献する。
 契約記者発表会に登壇した三井不動産の菰田正信社長は「2020年より先に何を残すかというレガシーの視点が大切。当社はオリンピック・パラリンピックムーブメントをこれからの街づくりに生かしながら、誰もが健康でアクティブに暮らすことができ、スポーツや文化が暮らしに広く浸透した街づくりを進めていきたい。それにより世界のモデルとなる新しい東京、そして日本の姿を2020年とその先の未来にお示ししていきたいと考えております」と抱負を語った。
 同社が展開する具体的な貢献策として今後6年間にわたり、同社運営施設においてスポーツ体験イベントや文化プログラム、応援イベント等の五輪関連イベントを積極的に展開する。同社は大会競技が数多く行われる湾岸エリアにおいて地域活性化策「WANGAN ACTION」を展開しており、フットボールパークでの子供向けスポーツ教室などのスポーツを活用したコミュニティ形成を推進している。これらの取り組みを更に強化・拡大していく。また、2020年には世界中から多くの方々が来日するため、日本の伝統・文化、おもてなしを体験していただく絶好の機会と捉え、日本橋を中心に「ジャパン・クオリティ」に触れられる場を提供する。
 また、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会の森喜朗会長は「今日の契約でゴールドパートナーは13社。IOCの情報によると『世界記録を更新するペースだという評価』をいただいた」と説明。さらに「オリンピック・パラリンピックの大会準備は『快適な街を準備する』ことが大きな仕事。三井不動産には『街づくりパートナー』として様々なアドヴァイスをいただきたいと考えている」とした。

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