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丸紅 国内住宅向け太陽光発電システム販売に参入

2015.04.06 12:25

 丸紅(東京都千代田区)は、機器選定から物流、施工までをトータルでサポートする体制を整え、太陽電池パネル・パワーコンディショナー・架台をパッケージとした太陽光発電システムの国内住宅向け販売に本格参入することを発表した。
 同社は約20年間にわたり太陽電池パネルの原材料や部品の取引を行ってきた。その取引の中で、高品質・低価格を実現するための機器選定などのノウハウを蓄積し、日本でメガソーラーを中心に、累計約700MW分の太陽電池パネルを販売してきたという実績がある。今回はこれまでに培った知見やノウハウ、販売・施工ネットワークを生かしながら住宅向けに全国展開し、今月からハウスビルダーや工務店、施工会社などを中心に先行販売を開始していく予定となっている。
 日本国内の住宅向け太陽光発電市場は、平成25年度で1300MWと堅調に推移している。また、太陽光発電は経済産業省が推進するZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)支援事業の補助金対象であり今後も新築を中心に住宅向け太陽光発電市場は拡大していくとみられている。同社は信頼性の高い太陽光発電システムの安定供給に努め、再生可能エネルギーの普及に貢献していく。

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