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西武ホールディングス 池袋旧本社ビルの建替計画概要を発表

2015.04.06 13:03

 西武ホールディングスは西武鉄道(埼玉県所沢市)が保有する池袋旧本社ビルの建替え計画について、昨年6月11日に発表した基本計画に沿って検討を進めてきた結果、このたびその概要を発表した。
 同社グループは「西武グループ長期戦略」ならびに「西武グループ中期事業計画(平成27年~平成29年度)」に不動産事業を「企業価値向上の鍵」と位置付けている。グループ保有不動産の有効活用などにより、潜在的な収益力を顕在化させることで、グループ企業価値の向上を目指したい考えだ。
 今回の建替え計画についても、首都圏有数かつ西武鉄道最大のターミナル駅であり、西武鉄道沿線の最重要エリアである池袋において、旧本社ビルを賃貸オフィスビルに建替えることで池袋地区の発展に寄与するとともに、不動産事業の収益力の向上および保有不動産のポートフォリオのさらなる適正化が推進されるとしている。
 同事業では池袋旧本社ビル跡地に加え、西武鉄道池袋線の線路上空と西武鉄道所有地の線路西側の用地を活用し、低層部分に商業施設を配した地上18階地下2階、延床面積約5万㎡のオフィスビルを建設する。総貸室面積では池袋エリアでトップクラスとなり、オフィスフロアの基準階貸室面積は約2100㎡(約640坪)。さらに免震構造の採用やBCP面への配慮を行うなど防災性の向上をはかるほか、防災備蓄倉庫の設置や帰宅困難者への対応など、地域への貢献にも努める。
 また豊島区が構想中の「池袋」駅東西連絡通路(東西デッキ)と本計画ビル内のデッキが将来接続された際には「池袋」駅から南池袋方面への歩行者ネットワークが強化され、地域の賑わいを創出する役割も期待される。

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