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伊藤忠商事/伊藤忠開発/三菱地所 「フロントプレイス秋葉原」竣工

2015.06.15 10:49

3社による初の共同事業オフィスビル
 伊藤忠商事(東京都港区)、伊藤忠都市開発(東京都港区)、三菱地所(東京都千代田区)は、東京都千代田区外神田1丁目で開発を進めていた「フロントプレイス秋葉原」が3月10日に竣工した。
 同物件は、伊藤忠商事、伊藤忠都市開発、三菱地所3社初の共同開発によるオフィス事業で、JR山手線、京浜東北線、総武線「秋葉原」駅だけでなく、東京メトロ銀座線「末広町」駅、東京メトロ千代田線「新御茶ノ水」駅、東京メトロ丸ノ内線「淡路町」駅等に近接し、7駅10路線を利用可能な交通利便性に優れた立地にある。
 建物外観は、周辺の街並みの中で際立つように意図し、整然とした力強い縦モチーフの外観となっている。インテリアは外観と調和の取れた縦基調としつつ、柔らかく繊細な表情の縦モチーフを踏襲しただけでなく、モノトーンなデザインの中に神田明神やニコライ堂等、周辺のランドマークにちなんだビルのシンボルカラーである「緑青」を配し、周辺の建物との調和を図っている。
 壁柱制震構造を採用し、柱型の制約がなく自由度の高い基準階フロアは、貸付有効面積約230坪、天井高2・8mを確保し、レイアウト効率に優れた仕様となっている。また、環境にも配慮し、CASBEE(建築環境総合性能評価システム)Aランクを取得予定。環境仕様として、専有部だけでなく共用部にも主照明にLED照明を採用した他、自動調光やLow―E(低放射)ペアガラスを採用し、省エネにも貢献できるオフィスビルとなっている。
 また、BCP(緊急時における事業継続計画)対応として、停電時に備え2回線受電を採用している他、災害時にもビル共用の非常用発電機から共有部への連続48時間以上の給電に加えて、テナント用の非常用発電スペースも確保し、テナントの事業継続を支援している。

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