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オプテックス ハンズフリーで自動ドアを開閉する新商品を発表

2015.03.09 11:30

 自動ドアやセキュリティシステム等に用いられるセンサーを専門に取り扱うオプテックス(滋賀県大津市)。同社は先月24日、専用のタグをカバンやポケットに入れた状態でドアに近づくとタグを認証し、自動ドアを解錠するハンズフリー認証システム「ACCURANCE-TAG(アキュランス タグ)」を発表した。発売開始は4月10日を予定している。
 不審者の侵入を防ぐなどの目的から、オフィスビルやマンション、工場、倉庫、病院といったあらゆる施設において、共有スペースからの入館時に鍵やICカードなどを用いたオートロックシステムを導入することが一般的となっている。これらのアイテムは建物内の安全性確保に一定の効果を発揮するものの、ICカードであれば受信機にカードをかざすといった、解錠するための諸動作が必要となっていた。このため、マンションで大きな荷物で手がふさがっていたり、ベビーカーなどで両手をふさがっている場合などで解錠に苦労する場面もあった。この他、食品工場では衛生管理の問題からドアに直接触れることはできないことから自動ドアのニーズは非常に高いが、防犯性に対しても高いニーズが寄せられていた。
 オプテックスが開発したハンズフリー認証システムは、タグを所持している人がドアに近づくだけで自動ドアを解錠し、両手がふさがっている状態でもスムーズな出入りを可能にするもの。このシステムを活用した「ACCURANCE-TAG」は専用タグやタグを認証するアンテナから構成される。同社国内営業本部の七里藤喜男氏は、製品の特長について次のように話す。
 「オートロックシステムは幅広い施設に導入されていますが、専有部側でもタグを認証してしまうため、ドアを利用する意思がなくても自動ドアが開閉し、不審者の侵入を招く恐れが考えられます。今回当社が発表した新商品は、専用タグへ起動信号を送るアンテナを自動ドアの共有スペース側に、タグ認証が不要というスリープ信号を送るアンテナを専有部側に設置することで無駄開きを防ぎます」
 制御器1台で最大999個まで専用タグを同時に運用管理できるとのことで、同社では中小規模のオフィスビルやマンションを中心に様々な場面での防犯対策ソリューションとして、新商品の訴求に努める考えだ。


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