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日立アプライアンス モジュールタイプのスクロールチラー新製品を発表

2014.12.15 11:18

 日立アプライアンス(東京都港区)は4日、ビルや工場の空調用途などの熱源機として使用する、モジュールタイプのスクロールチラーユニット「MATRIX ⅰ-Style(マトリクス アイ-スタイル)」(空冷ヒートポンプ式/空冷式 全36機種)を、平成27年1月5日より受注開始すると発表した。
 このシリーズは、3タイプの製品形状(標準設置タイプ・リニューアル設置タイプ・横連続設置タイプ)をラインアップ。多様な設置スペースに配置しやすい形状を選択することで、効率の良いレイアウトが可能となる。また、高効率インバータースクロール圧縮機の搭載と冷凍サイクル・水熱交換機の改良などにより、全負荷運転・部分負荷運転を問わず優れた運転性能を発揮する。これにより、全負荷運転では冷却能力85kWクラス(30馬力相当)において業界トップクラスの冷却COP4・01を実現するとともに、部分負荷運転でもIPLVc(冷却期間成績係数)6・0の高効率化を図っている。また、同社従来機と比較した場合に年間消費電力量を約4割低減する。
 このほか、同製品は1モジュールにつき4つの独立した冷凍サイクルで構成されているため、1冷凍サイクルに故障が発生した場合でも、他の冷凍サイクルが正常稼働していれば完全停止のリスクを回避できる。最大8モジュールまで1グループとして組み合わせることが可能となっており、この場合も同様に、あるモジュールに故障が発生しても他の正常なモジュールがバックアップ運転を行うため、システム全体の運転持続性の向上に貢献する。

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