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三井不動産/クリューシステムズ 監視映像システムによるセキュリティインフラ事業へ進出 

2015.12.15 11:47

 三井不動産(東京都中央区)は10日、高画質な映像データ解析を低コストで行うことが可能な監視カメラ及び監視システムを特徴とするクリューシステムズ(東京都中央区)に出資すると共に、社員を派遣し、映像データの活用事業へ新規参入することを決定した。
 クリューシステムズは自社開発のクラウド技術を利用する高画質なデジタル映像データの管理を得意としており、独自の映像クラウド技術による映像監視ソリューション「SeeIT(シーイット)」は鉄道の踏切監視等で採用されている。複数拠点や遠隔地における大容量の映像データをクラウド上で統合的に扱うことを可能とするもので、セキュリティ関係の映像データ分析ソフト(ナンバープレート認識、エリア侵入検知、異常検知)を従来の仕組みと比較して極めて低コストで利用できるため、これまで限られた範囲でしか採用されなかった高度な監視映像システムが、社会全体に急速に普及することが期待される。今後、三井不動産とクリューシステムズは、ソフト開発会社との連携を進め、映像分析ソフトのラインナップの更なる充実を図り、「SeeIT」を映像データを分析する際の「映像プラットフォーム」としていくことを計画している。
 すでに三井不動産では管理するオフィスビル、商業施設、マンション、物流施設等の監視システムにおいて「SeeIT」の採用を開始している。今後はクリューシステムズと共にこの機器・ソリューションの販売を強化するとともに、他社の監視カメラや映像分析ソフトに対してもこの独自技術をライセンス提供することで、システム全体のプラットフォーム化をさらに推進していくという。

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