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ダイキン工業 業界トップの省エネ性を実現

2014.11.10 11:58

 ダイキン工業(大阪市北区)は、店舗・オフィス用エアコン「FIVE STAR ZEAS(ファイブスタージアス)」シリーズ(全12タイプ、383機種)をモデルチェンジし、来年2月2日より発売開始するとした。
 1990年代後半以降、エアコンの省エネ性を向上させるインバーター技術が普及したことで、現在の店舗・オフィス用エアコンの更新はインバーターエアコンからの更新が主流になってきている。その結果、従来の一定速エアコンに比べて、更新による消費電力量の削減効果が小さくなっている。同製品は、オールアルミ製の「ダブルマイクロチャネル熱交換器」を採用することで業界トップの省エネ性を実現。熱交換器に直径1mm未満の冷媒流路を多数設けることで冷媒と空気の熱を効率的に交換し、さらに熱交換器のフィンを2列に並べて配置することによって熱交換効率を大幅に向上させた。これにより、インバーターエアコンからの更新でも消費電力量を約70%削減を可能にする。
 また同社は昨年、従来の冷媒HFC410A(R410A)に比べて地球温暖化係数が約3分
の1と低く、かつ使用する冷媒量の削減にもつながるHFC32を「FIVE STAR ZEAS」シリーズに採用。さらに今回、従来の熱交換器に比べて少量の冷媒で効率よく熱交換が可能な「ダブルマイクロチャネル熱交換器」を採用することにより、HFC410Aのエアコンに比べて冷媒量を最大で約25%削減を実現。地球温暖化係数の低いHFC32を採用し、さらに冷媒量を削減することによって、HFC410Aのエアコンに比べて冷媒における地球温暖化への影響を約76%低減する。

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