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三菱地所レジデンス/三井不動産レジデンシャル、ほか 広島大学本部跡地の再生プロジェクト 「広島ナレッジシェアパーク」事業実施計画決定

2014.08.04 14:40

 三菱地所レジデンス(東京都千代田区)、三井不動産レジデンシャル(東京都中央区)など9社が広島大学本部跡地の有効活用を目的とした開発計画「ひろしまの『知の拠点』再生プロジェクト」および「広島ナレッジシェアパーク」の事業実施計画が認証された。
 同事業は広島市中区の広島大学本部跡地約3万8000㎡を再開発し、中国地方以西で最高階数となる54階建の分譲マンションおよび学生・留学生向け賃貸マンション、交流スペース、CG・ウェブクリエーター養成スクール、クリニック、コンビニエンスストア、スポーツクラブ、病院、有料老人ホーム、自動車販売店などを配する計画。2018年には規模・機能ともに、まさに新しい街といってよく、事業完了は平成30年、総事業は300億円を予定している。
 計画では広島大学本部跡地全体が「知」を育む場所になることを目指し、「知を育む」、「知を定着させる」、「まちを持続させる」という観点からまちづくりをすすめる。幅広い世代が多彩な施設やプログラムを通じて学び、交流する「開かれたまち」を目指し、分譲マンションの共用部の一部開放や施設を活用した参加型プログラムも実施する予定。平成27年春には、まちの完成に先立つ体験イベントを開催するという。
 事業には前記2社のほか、広島菱重興産(広島市西区)、トータテ都市開発(広島市西区)、広島電鉄(広島市中区)、社会福祉法人広島常光福祉会(広島市東区)、三井住友ファイナンシャル&リース(東京都港区)、医療法人翠清会(広島市中区)、広島トヨペット(広島市西区)の合計9社が参画している。

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