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都市再生機構西日本支社/伊藤豊雄建築設計事務所 団地リノベーションで活性化・魅力向上

2014.07.14 10:41

 都市再生機構(UR都市機構)西日本支社(大阪市城東区)と伊藤豊雄建築設計事務所(東京都渋谷区)代表で建築家の伊藤豊雄氏は、大阪府吹田市の千里青山台団地において、「居住者参加型デザインによる共用空間リノベーション」と「住戸リノベーション」に取り組むプロジェクトを今月より開始する。
 千里ニュータウン内にある千里青山台団地は、管理開始から約50年の時を経て緑豊かな住環境が形成されており、そこで培われた団地コミュニティは今でも受け継がれているが、少子高齢化の進行等により、かつての活気を失いつつある。これまでUR都市機構では千里青山台団地の既存ストックを活用した団地の活性化・魅力向上のため、住戸リノベーションやコミュニティ活性化に取り組み、ウェブ上で団地の暮らし方や地域活動を紹介しながら、住民らとともに団地の魅力を発信してきた。
 伊藤豊雄氏は、建築界のノーベル賞といわれるプリツカー建築賞など国際的な建築賞を数々受賞するとともに、近年では東北の被災各地で「みんなの家」の建設を進め、地域の共同体と密着しながら建築を通じて人々が集まることができる場を形成し、地域力を高めることに積極的に取り組んでいる。今回、両者の取り組みを踏まえ「伊藤豊雄×UR」として、「居住者と一緒に考え、かたちにしていく作業を通した共用空間リノベーション」と「住戸リノベーションの新たな展開の提案」により、住民の団地への愛着が深まるよう、更なる団地の活性化・魅力向上を進めるとしている。

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