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三菱地所/ロックフェラーグループ ニューヨーク市大規模複合プロジェクト着手

2014.07.14 11:01

 三菱地所(東京都千代田区)の米国子会社であるロックフェラーグループ社(米国ニューヨーク州)は、ニューヨーク市クイーンズ区のフラッシングにおいて建物・施設総面積1万6000㎡超に及ぶオフィス、住宅、商業施設及び駐車場から構成される複合施設の開発(フラッシング・コモンズ開発計画)に6月30日着手した。
 ニューヨーク市が保有し公営駐車場としていた総面積1万9600㎡に及ぶ土地を2期に分けて再開発する計画となっており、2022年頃までに約2万1800㎡のオフィス、約6万6400㎡の住宅、約2万2800㎡の商業施設のほか公共広場及び駐車場(1600台)から構成される大規模な複合施設が完成する予定だ。
 新築工事に着手した第1期は、ロックフェラーグループ社がF&T Group及びAECOM Capitalの2社とコンソーシアムを組成のうえ昨年12月に同市より購入した土地のうち6300㎡が開発対象となっておりオフィス棟が2016年12月、住宅棟(約150戸)が2017年4月にそれぞれ竣工予定となっている。
 フラッシングは近隣に商圏人口約20万人を擁する一大商業エリアであり、同計画地から徒歩3分に所在する「フラッシングメインストリート」駅からマンハッタンの「グランドセントラル」駅及び「ペンシルバニア」駅へ直通2路線により所要時間は約30分、公共交通機関の利便性が高く、同開発計画によりさらにエリアの賑わいと集積が向上することが期待される。三菱地所グループは重点的に強化する事業の1つとして海外事業を位置づけ、より一層の強化・成長を目指している。米国では既にニューヨーク、ワシントンD.C.、サンフランシスコ及びボストン等の主要都市においてオフィスビルを保有するとともに、ニュージャージー州、アリゾナ州等で、多くの開発事業を進めているが今後もロックフェラーグループ社の有する開発ノウハウを最大限に活用した事業を展開し更なる成長を目指していく。

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