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OPTILED LIGHTING 放熱性・軽量性の向上に成功しHIDランプの代替LED照明器具を開発

2014.06.30 13:45

 OPTILED LIGHTING(東京都台東区)は、水銀灯1000W相当のHID(高圧水銀ランプ、メタルハライドランプ、高圧ナトリウムランプの総称)代替LED照明器具「REALPOWER(リアルパワー)」を開発。25日より全国販売を開始した。
 電気料金の値上げなどの影響によって、消費電力が大きい水銀灯などのHIDランプは、LED照明器具への切り換え需要が高まっている。しかし、HIDランプは大光量であり、代替LED照明器具を製造するにはランプの温度を抑える技術開発が必要となっていた。そこで同社は高熱伝導性炭素繊維の放熱樹脂を採用することで、放熱性と軽量性などを向上させ、大電力の熱の制御に成功。この度、水銀灯1000W相当の製品化を実現した。工場、倉庫、スポーツ施設など、屋内外の大規模施設に設置されているHIDランプの代替品として適しており、寿命は水銀灯の約4倍の5万時間、1日12時間で年間365日点灯した場合、10年以上交換工事は不要のため、メンテナンス費用の削減にも有効。また、同製品は瞬時に点灯・消灯する点も水銀灯にはない特徴だ。
 取り付けタイプは屋内外の建物や鉄骨に直接取り付ける直付と投光器の2種類をラインアップ。光色はともに昼白色であり平均演色評価数はRa70で、従来の水銀灯のRa40から大幅に改善。これまで「リアルパワー」シリーズは消費電力が50W・90W・150Wの3タイプで展開してきたが、今回新たに280Wが加わっている。




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