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ダイキン工業 熱回収効率が大幅に向上した冷暖フリータイプ空調

2014.01.13 17:09

 ダイキン工業(大阪市北区)は、同時に冷房と暖房ができる冷暖フリータイプのビル用マルチエアコン「Ve―up IVR(ヴィアップフォーアール)」シリーズを3月25日から発売する。
 同製品は、上下2分割構造の新熱交換機の採用と、電動弁やファン等を連動させて冷媒を調整する新制御により、冷房と暖房を同時に運転した時の熱回収効率が大幅に向上。従来機より放熱ロスが少なく、省エネ運転が可能になった。さらに、熱交換器や電動弁、ファン、圧縮機を連動させて冷媒を制御する「HRL制御」を新しく導入し、無駄な熱のやり取りを減らして熱回収の効率を大幅に向上させた。これらの組み合わせにより高効率化を実現し、冷暖同時運転時のCOP7・0を達成。これは冷房のみ運転する場合の約2倍の高効率運転となる。
 また、室内ユニット毎に冷房運転と暖房運転を切り替えるために必要な「BSユニット(冷暖切換ユニット)」を6種類・最大16分岐までラインナップを拡充。同時にコンパクト・軽量化を実現し、ユニットの吊り込みや配管の接続にかかる工数を減らすことで、施工費用の削減が見込める他、建物の構造や部屋の配置等に柔軟に対応したフレキシブルな設備設計が可能になった。
 また、「省エネチューニング機能」を搭載し、省エネの必要性に応じてユーザーがチューニング設定をすることにより、圧縮機の運転能力を抑え、冷房時に消費電力を約10%低減することが可能になった。冷暖房負荷が高い時にはピーク電力の抑制・節電に貢献し、負荷が低い中間期には「冷やし過ぎ・暖め過ぎ」を防ぎ、室温変化の少ない空調を実現する。

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