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三菱地所 「フロントプレイス御成門」開発工事を着工 旧パナソニック2号館跡地に環境配慮オフィスビル誕生

2013.12.23 11:11

 三菱地所(東京都千代田区)は、東京都港区新橋で進めているオフィス開発プロジェクトについて、16日に着工するとともに、建物名称を「フロントプレイス御成門」に決定したと発表した。竣工は平成27年春を予定している。同物件は日本政策投資銀行による「DBJ Green Building認証制度」において「Gold」(極めて優れた「環境・社会への配慮」がなされたビル)の格付けを取得している。
 「フロントプレイス御成門」は、同社が出資する特定目的会社が港区新橋六丁目の旧パナソニック2号館跡地に、地上8階地下1階建てのオフィスビルを開発するもので、日比谷通りに面し、都営三田線「御成門」駅徒歩1分、都営浅草線・都営大江戸線「大門」駅徒歩8分に加え、JR「浜松町」駅からも徒歩圏内という交通利便性に優れた立地となっている。計画の特徴としては、芝公園と東京タワーの眺望を全フロアにおいて確保するとともに、屋上には緑豊かなテナント専用のリフレッシュテラスを設け、都心にいながら緑や自然の風、光を感じられる空間を作り出している。基準階フロアは、有効面積約251坪、天井高2・8mという開放的な無柱空間とし、自由度が高くレイアウト効率に優れた仕様となっている。
 安全性への配慮としては、建築基準法上必要とされる耐震性(地震力に対する各階の必要保有水平耐力)の1・25倍を確保した構造設計となっている。また、環境への配慮を意識し、自然換気設備、Low―eペアガラス採用といった点に加え、専用部・共用部ともに主照明はLEDを採用することにより省エネにも貢献できるビルを目指すとしている。

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