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メガソフト 3Dパースを作成しリフォーム前・後を簡単比較

2013.12.16 16:28

素人でも精巧な間取り図を作成できる本格的な住宅リフォーム用PCソフト
 戸建住宅やオフィス、飲食店、厨房まで、PC画面上で空間レイアウトを作成できる各種パソコンソフトの開発メーカーであるメガソフト(大阪市北区)は、リフォーム後と施工前の状態を3Dパースで作成して比較検討できる住宅リフォームに特化したWindows用ソフト「3D住宅リフォームデザイナー」を11月8日から販売を開始した。
 同社は平成8年に家庭用3D住宅デザインソフト「3Dマイホームデザイナー」をリリースした。「当初は子供向けの学習ソフトとして開発した」(広報室 川田 哲也氏)そうだが、精密な間取り図や3Dパースを簡単に作成できる点が高く評価され、すぐさま建築士等のプロに普及した。その後、戸建住宅だけでなく、オフィス用、飲食店用、さらに厨房用のレイアウトソフトまで発売。今回は需要が急激に高まっている住宅リフォーム向けの同製品を開発するに至ったという。
 同製品は「3Dマイホームデザイナー」で高評価を得た間取り図作成機能やワンクリックで3D化する機能に加え、施工前(現状)と施工後(リフォームプラン)を同時に比較することができる2画面リンク機能を搭載している。誰でも簡単に扱えるように、基本操作はマウスによるドラッグ&ドロップのみ。部屋、建具、設備、家具等をパレットから選んで画面上に配置していくだけでレイアウトが作成できる。サイズ変更や位置移動もマウス操作で行えるので、施主のリクエストをその場で間取り図に反映することができる。
 「リフォームを検討する場合、築年が経過した既存住宅でも3Dデータを作成しやすいように、二層式の洗濯機等の『昭和』的な設備機器パーツを1000点以上収録している」(川田氏)点も特徴だ。
 また、プレゼンに使えるように、経年変化の他、太陽光発電パネルの設置位置による年間発電量の予測値算出や季節ごとの日当たり変化のシミュレートも可能だ。

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