週刊ビル経営・今週の注目記事

毎週月曜日更新

最新市況レポート発表 三鬼商事/シービーアールイー 東京都心で空室率改善進む 一月で空室面積2万坪超減少

2013.11.11 17:44

 不動産仲介大手の三鬼商事(東京都中央区)は8日、最新のオフィスリポートを発表した。「オフィスリポート東京 11月号」によれば、都心5区の東京ビジネス地区の10月末時点の平均空室率(基準階面積100坪以上の主要貸事務所ビルが対象)は7・56%で、前月比で0・34ポイント低下し、これで4カ月連続の空室率低下となった。10月は新規供給の影響が少なく、既存ビルにも成約が進んだことから、東京ビジネス地区全体の空室面積が1カ月間に約2万4000坪減少したとしている。また、「オフィスリポート大阪 11月号」によると、大阪ビジネス地区の10月末時点の平均空室率は9・88%。前月比で0・09ポイント低下し、7カ月連続での改善となっている。
 同じく、シービーアールイー(東京都港区)も6日、「三大都市オフィス空室率・平均賃料速報(2013年10月期)」を公表。これによれば、10月時点の空室率速報値は、前月と比較して、東京23区では0・1ポイント低下の6・4%、大阪市では0・2ポイント低下の9・7%、名古屋市では0・1ポイント上昇の10・0%となった。なお、グレードA(オフィス集積度の高い地域に所在する一定規模以上・築11年未満のビル)の空室率については、東京が0・3ポイント低下の7・4%、大阪が0・7ポイント低下の15・6%、名古屋が1・1ポイント上昇の4・4%となった。

PAGE TOPへ