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アイビー総研 個人投資家に向けたJリート意識調査を発表

2013.08.12 16:16

 アイビー総研(東京都港区)は、Jリート専門ポータルサイト「JAPAN―REIT.COM」において個人投資家がJリートの投資環境の変化及び商品性をどう捉えているかについて実態把握するため、個人投資家を対象にしたアンケート調査を実施した。
 調査方法は、同ポータルサイト内にアンケートフォームを開設。今年4月11日~5月10日までを調査期間として、個人投資家から433の回答があった。回答者の主要層は30~70代の男性が中心。比較的資金力の高い50~60代が過半数を占める結果となった。一方、女性の割合は9%程度だが、昨年のアンケート調査から倍増しており、新たな投資家層として潜在価値は高いとみなされている。 
 今回のアンケート調査で特徴的だったのが、インカム狙いからキャピタル狙いに投資姿勢がシフトしつつある点だ。分配金利回りを重要な指標と認識する一方、銘柄選択の基準項目として「投資口価格」との回答者が増加しており、さらに売却の理由として「売却益の確定」が最も多かった。これはインカムゲインを目的にリート投資を始めたものの、今年にはいって投資口価格が急上昇したことによってキャピタルゲインを追求する投資姿勢や投資期間の短期志向へ変化したと考えられる。
 また、投資未経験者でも今後投資をしたいとの意向が強く反映され、今後投資に期待するのは「1口分配金の安定」よりも「1口分配金の成長」と挙げる。特にオフィスビル系銘柄の分配金水準がいまだに引くことから景気回復により増加する余地が高いと期待される結果となった。

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