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三井不動産 「ららぽーと」が海外初進出 日本で培ったノウハウを海外事業に生かす

2013.08.12 16:17

 三井不動産(東京都中央区)は6日、上海市浦東新築金橋出口加工地区において「(仮称)ららぽーと上海金橋」の事業化を決定したと発表した。平成26年12月に着工、平成29(2017)年の開業を予定している。
 同社は平成23年9月、浙江省寧波市において、初の海外商業施設事業参画となる「杉井アウトレット広場・寧波」を開業し、中国におけるアウトレットモール運営に進出。同事業はこれに次ぐプロジェクトであり、日本国内で積極展開している郊外型商業施設「ららぽーと」として初の海外進出を果たすことになる。また、同プロジェクトの事業遂行のため、中国において同社100%出資によるプロジェクト会社「上海井橋商業管理有限公司」を今年4月に設立している。
 本建物は地上7階(一部9階)地下2階建て、延床14万2000㎡、約200店舗の計画で「上海金橋出口加工区連合発展有限公司」の建築した建物を同社が一部借り上げ、商業施設「(仮称)ららぽーと上海金橋」として運営する。店舗構成は日本国内で展開する「ららぽーと」と同様に、最新トレンドのアパレルを中心とした物販店舗、日常生活をサポートする大規模スーパーマーケット等に加え、時間消費型機能としてアミューズメントや飲食店舗等の出店も計画している。また、計画地周辺の金橋出口加工区は、工場の移転に伴い商業・住宅の開発が急速に進み、地下鉄や道路などの交通インフラの整備が進み、周辺には高級住宅が建ち並び、外国人をはじめとする中高所得層が多く居住するエリアである。
 同社は「30年以上にわたって当社が培ってきた商業施設運営の開発・テナントリーシング・運営の実績や中国における商業施設運営のノウハウを生かし、今後も中国をはじめ東アジアや東南アジアにおいて商業事業や住宅分譲事業などを積極的に展開してまいります」と述べている。

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